
Appleは、第10世代モデルから約2年半ぶりに第11世代iPadを発表しました。デザイン、カメラシステム、ディスプレイ技術は第10世代iPadと同じながら、控えめなハードウェアのアップグレードとストレージ容量の倍増が施されています。
主な違い:iPad(第10世代) vs iPad(第11世代)
機能 | 第10世代 iPad | 第11世代 iPad |
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チップ | A14 Bionic(5nm) | A16(4nm) |
CPU構成 | 6コア(高性能2 + 高効率4) | 5コア(高性能2 + 高効率3) |
トランジスタ数 | 118億個 | 160億個 |
CPUクロック | 3.0 GHz | 3.46 GHz |
ニューラルエンジン | 16コア、11 TOPS | 16コア、17 TOPS |
RAM | 4GB | 6GB |
Bluetooth | 5.2 | 5.3 |
携帯通信 | nano-SIM + eSIM | eSIMのみ |
HDR対応 | Smart HDR 3 | Smart HDR 4 |
ストレージ | 64GB / 256GB | 128GB / 256GB / 512GB |
発売日 | 2022年10月 | 2025年3月 |
A16チップと6GB RAMを搭載した第11世代iPadは、CPUコア数が1つ少ないにもかかわらず、全体的な性能は大幅に向上しています。クロック速度の向上や新しい製造プロセス(4nm)によって、パフォーマンスと電力効率が改善され、長期使用にも適しています。
なお、第10世代・第11世代いずれのiPadも、Apple Intelligence(AI機能)には非対応です。AI機能に対応している中で最も安価なiPadはiPad miniとなっています。
買い替えは必要?
基本的な用途(動画視聴、軽い作業など)であれば、第10世代iPadでも依然として十分です。ただし、256GB以上のストレージや、より高い処理能力を求める場合は、第11世代モデルが有利です。
とはいえ、そのようなニーズがある場合には、iPad Airの方がコストパフォーマンスが高い可能性もあります。