DJI、完全ローカル管理型『FlightHub 2 On-Premises』で企業のデータ主権とセキュリティを強化

DJIは、エネルギー、交通、政府などの分野の企業ユーザー向けに設計されたドローン運用プラットフォーム「FlightHub 2 On-Premises(オンプレミス版)」を発表しました。この新ソリューションは、クラウド版FlightHub 2と同等の機能を提供しつつ、ユーザー自身のサーバーやAWS、Azure、Google Cloudといった認定クラウド環境内での完全なデータ管理を実現します。

組織は、自社のインフラ内でミッション計画、機体管理、データ分析をすべて行うことができます。画像、動画、座標、飛行ログはすべて組織内ネットワークにとどまり、DJIのサーバーや外部プラットフォームへ送信されることはありません。

標準のFlightHub 2プラットフォームと同様に、インタラクティブマッピング、リアルタイムミッション計画、機体追跡、メディア管理などの機能が搭載されています。最大の違いは、データインフラがローカルで完全に管理される点です。設置は最短1日で完了し、既存のITシステムやカスタムセキュリティプロトコルとの統合も、DJIのCloud API経由で可能です。

FlightHub 2 On-Premisesの主な機能:

  • インターネット接続不要のローカル2Dマッピング
  • 遠隔操作を支援する4G強化伝送
  • OAuth 2.0ログイン、MQTTブリッジ、OpenAPI統合
  • Mavic 3 Enterprise、Matrice 30/300/350/4シリーズ(DJIドローン用交換バッテリー)、Zenmuse H20およびH30シリーズなどのDJIドローンやペイロードに対応
  • DJI Dock、Dock 2、Dock 3との完全統合による自律的かつ長期的な運用対応

クラウド版との主な違い:

  • パブリッククラウドではなく、ローカルまたはプライベートサーバー上に展開
  • 外部認証機関に依存せず、ユーザー自身がデータセキュリティを完全管理
  • オンライン登録ではなく、現地でのインストールが必要
  • オフライン環境のため、マップや天気データを含むソフトウェア更新頻度が低い

FlightHub 2 On-Premisesはモジュール式ライセンスで提供され、基本パッケージには1台のデバイスサポートと1年間のアップグレードが含まれています。拡張パックやオプションのサポート延長も用意されています。

このシステムは、企業ユーザーに運用の柔軟性を提供し、データプライバシーとインフラセキュリティへの高まるニーズに応えます。

あらゆるニーズに応えるDJIドローン:プロフェッショナルから一般の空撮愛好者まで

ドローンは、迫力ある映像を撮影し、新しい視点を切り開くツールです。経験豊富なプロフェッショナル、熱心なホビーユーザー、好奇心旺盛な初心者、あるいは週末に少し楽しみたいだけの方など、DJIはあらゆるユーザーのニーズに応える多様なドローンを提供しています。ここでは、異なるユーザータイプに適したDJI製ドローンを4機種紹介します。

プロフェッショナル向け:DJI Mavic 4 Pro

映像制作のプロや商用ドローン操縦者にとって、DJI Mavic 4 Proは空撮技術の最先端を体現しています。1億画素のハッセルブラッド広角カメラ、中望遠、望遠を含む3眼カメラを搭載し、6K/60fpsのHDR動画を撮影可能。最大51分の飛行時間を誇ります。

重量は1,000gを超え、日本の国土交通省(MLIT)への登録が必要ですが、その性能は放送品質の映像制作を目指すユーザーにとって十分な価値があります。不動産映像、ドキュメンタリー、高品質な映像制作など、画質とダイナミックレンジが重視される用途に最適です。

空撮愛好者向け:DJI Air 3

専門機に近い性能を求めつつも、重量や操作性を犠牲にしたくない空撮愛好者には、DJI Air 3が最適です。1/1.3インチ・4800万画素のデュアルセンサー(広角+3倍望遠)を備え、最大46分の飛行時間に加え、最新のO4映像伝送技術で安定した遠距離通信が可能です。

重量は約720gで、日本の厳しいドローン規制(登録義務や飛行制限)に対応しています。画質と携帯性のバランスが良く、日本各地を旅行し、映画風の風景や都市、祭りを撮影したい愛好者に高く評価されています。

初心者向け:DJI Mini 3

ドローンを始めるのは難しくありません。DJI Mini 3は、簡単操作と高画質の両立を目指したモデルです。重量は249g未満で、4K撮影に対応し、縦向き撮影(SNS向け)や下方障害物検知など、基本的な安全機能も備えています。

ドローンを初めて使う方、旅行者、手軽に休日の思い出を記録したい方、あるいは複雑な手続きを避けたいアマチュアユーザーにぴったりです。

レジャー・遊び用途:DJI Neo

週末の気まぐれな飛行、公園での遊び、あるいは子供への空撮入門として、DJI Neoは軽量で手頃、かつ簡単に楽しめるドローンです。重さは約100gで、日本では玩具扱いとなり登録不要です。

高性能な撮影機能こそありませんが、ドローンを気軽に試してみたい、技術的な知識に自信がない方でも、安心かつ楽しく飛行体験ができます。

ドローンを選ぶ前に注意すべきポイント:

  • 重量の重要性:200gを超えるドローンは、MLITへの登録義務と空域制限に従う必要があります。
  • 飛行禁止区域:空港、政府施設、人口密集地などは、特別な許可なしに飛行できません。
  • 高度と時間の制限:通常、飛行高度は150m以下に制限され、夜間飛行も特別な承認がなければ禁止されます。
  • 保険と飛行計画:登録済みのドローンは保険加入が義務づけられており、特に人口密集地での飛行には計画の提出が求められます。

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